2015/08/16

Switzerland_Day5_Race1

ヨシ。コンディションは、ほぼ完璧。
心拍数は、40拍前後。

朝食は女将さんが作ってくれたサンドイッチとコーヒー。
美味しい。何よりも本当にありがたい。

さて、出発。
昨夜、降っていた雨は止み、晴れ間が見えていました
スタートライン付近と着くと選手達が徐々に集まってきました。


日本人は、自分一人。
これです。自分がずっと望んでいた状況はこれだ。

スタート前に自己暗示。
【自分でトレーニングメニューを考え、その生活環境の中できるだけの事をやってきた。
でも、この場に立ってみると正直言って、不安だらけだな。
・・・トレイルランニングの本場、スイスのレースで本当に通用するのか?
イヤ、その不安を消すためにも、雪であろうが、雨であろうが、走ってきたじゃないか。
絶対に完走はできる】

スタート。
何だか凄い歓声の中でのスタートでした。
カウベルが鳴り響き、MCは絶叫。

スタートして、まず、景色の壮大さにヤラレマシタ。

何だ、これは。
スイスの人達は普段からこんなトレイルを走っているのか。

そして足の長さ。

何だ、これは。
俺って、足短過ぎでしょ。
感覚としては自分の胸の位置にランナー達の腰がある感じでした。
俺はチビッ子ランナーかっ!

そんなこんなで、舞い上がり気味でしたが、心拍数の上下は、スムーズ。足の運びもいい流れでした。

ヒルクライム区間は、無理をせず。
【あせらないあせらない。先はまだ長いよ、俺】と言い聞かせ、心拍を調整しながらこなして行きました。

そして、ダウンヒル区間。
アレ?皆、慎重だな。この先に危険なポイントがあるのかな??・・・っていうか、遅いな。
イヤ、これはカナリ遅い。
自分のペースで下っていたら、多くのランナーを抜きました。

その後、登り返し。
速い。驚いた事には女性ランナーに抜かされました。日本では、初レースの時、招待選手の女性ランナーでさえ、かわされた事はなく【ふぅ~ん。招待選手でも意外と・・・】な感覚だった事を覚えています。

これで、おおよその感覚は掴む事はできました。
ヨーロピアンランナーはヒルクライムが速い。着いていける気が全くしない。
しかし、ダウンヒルとフラット区間は何とかなる。これが、自分のストロングポイントだ。

ヒルクライムは抑え気味に、ダウンヒルはある程度、追い込む事に。

そうしたら、登り返し区間であるランナーに「おまえは、日本人か?」
「そうだ」
「また、おまえのダウンヒルを見せてくれ。あんなダウンヒルは見た事がない」

嬉しい事を言ってくれるぜ、全く。

ダウンヒル区間に入ったら、またそのランナーに会い、抜き去り際に
「Crazy!Crazy Japanese!!」
と叫んでいました。

嬉し過ぎだぜ、全く。

続く・・・

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