2023/07/23

二王子岳

本日は新潟県新発田市【(しばたし)…最初は読めませんでしたよ】にある二王子岳へ。

こちらは新潟県では人気の山の様で朝5時位に駐車場に着いたのですが、既に10台程かな?停められていました。
確かにね、人気の理由が分かります。
登山道は整備されていて、地元の方のこの山に対する思いが感じられます。
この山は霊山として信仰がある様でその昔は女人禁制だった様です。
禁制を破って登山をした女性が石にされてしまったという伝説もあるとの事。
この事を息子に話したら、きっと怒るだろうな。
息子にとっては「男のくせに、女なのに」というワードが凄く気になる様です。
「女人禁制って何の意味あるの?」言いそうだな。
まぁね、理解できるよ。お父さんも同じだ。

そういえば、私の父も言っていました。
「天照大神だって女性だ。そもそもどんな宗教でもそんなケチな事を言う神様がいる訳がない。ましてや人を殺めていいと言っている神様がいる筈もない。それはその弟子達や都合よく解釈をした権力者が勝手に言っているに過ぎない」
登りながら、父の言葉をふと思い出しました。
確かにこの山は霊山として信仰の対象となる地だと思います…何の知識も根拠もありませんが。
今回はゆったりと(…自分の中では)した心持で山に入りました。
この地点の標高は1200m程度だったのですが、まだ雪渓がありました。
信州の山とはまた違う性格があります。
コースタイム通りに歩いていたつもりが結局、3時間近く早く着いてしまいました。昼ご飯を途中で食べようと調理道具やら食材を持って上がりましたが、結局はタダの重りになってしまいました…自分は本当に山を楽しめているのだろうか。
本日、新たに仲間になった「おにやんま君」
ご存じの方もいるかと思いますが、モチロン本物ではありません。
最強肉食トンボであるオニヤンマを模して、アブやブヨの虫よけを目的としたアクセサリーです。
抜群の効果を発揮してくれました。
アブやらが寄っては来るのですが、直ぐに離れていきます。
こうなったらカラダ全てに付けようかな。

帰りはスーパーローカルな激熱な温泉へ。
湯温が痛かった。
地元の皆さんが高校野球がTVで放送されていた休憩室でいびきをかきながら寝ておりました。
そうだよなぁ~。これ位ゆっくり過ごすのが、休日だよなぁ。
最近、自分は休日も何かやらなければならない。あれもやらなきゃ、これもしなきゃ!といいう無意味な使命感に追われ、休日を過ごしていました。
休めてなかったな。

やはり、思います。山が好きです。

2023/04/23

Next

本日は三条市の粟ヶ岳へ。

今年度に入ってから、自分にとって生活が大きく変化しました。
自分の中を整理する為にも山へ。


新緑は綺麗なのですが、この時期の新潟は標高が低くても残雪があります。
滑りやすく、しかも迷いやすく、結果的に厄介なトレイルになっているので、気を付けて行ってきました。

登り始めはブナ林が本当に美しく、呼吸をするだけで、平日のあれやこれやが無かった事に…はなりませんけど、そんな気持ちになります。


山を登る間、様々な事が頭をよぎります。というかその整理の為に自分は山に登るのかもしれません。
業務の事、自分のこれからの事、そして家族の事。

滑落ポイントだそうです。


確かにこの時期に滑ったら下まで気持ちよく落ちますね。

からの山飯

悶々と考えながら歩いていたら、コースタイムである予定時間の2時間近く早くピークについてしまい、9時30分に昼飯を食べる羽目に。
…まぁ、いいです。

このまま下山しても勿体ないので、しばらくピークでゆっくりする事に。


下山をしながら考えていたのですが、この登山スタイルいいかも。
自分は基本的に登山中の休憩が苦手です…休憩中に何をしていいのか。
だからピークまでは止まらずに歩いて、ピークでのんびりする。
ある意味で自分にとってはトレーニングでもあるので、このスタイルが合っているかも。

この仕事に就いてからしみじみ思うのですが、改めて日本は本当に広いなって。
自分は山やらキャンプを趣味とするのでその土地の雰囲気を肌で感じます。


子供達にもこの感じを持ってもられたらと思いますが、中々と難しいですね。
この辺りに住んでいる子達はこの小学校に通っているんだな、こういった所で日々を過ごす生活があるんだな…ってね。

次はどの山へ。


2023/04/09

Leave

 今年度より業務の関係上、新潟へ単身赴任となりました。

以前より分かっていた事なのですが、嫁さんと色々な話をしました。

やはり子供達の事ですよね。

「取り敢えず、限界までやってみよう。ダメになったらその時に考えよう」という結論でした。

自分自身も自覚している事なのですが、子供達に手を出し過ぎているなと。

もしかしたら、自分が居ない事で子供達が自分達で何かに気付く事が出来るかも。

子供達と離れる事はモチロン寂しいのですが、結婚してから10数年ずっと一緒に日々を過ごしてきた嫁さんと離れるってどんな感覚なんだろう…の方が大きいかもしれません。

書き出したらキリがないので止めておきます。


とにかく、食事だけはしっかりと食べて業務に励みます。

やっぱり料理は好きだな。

後は新潟でhometrailとお気に入りのキャンプ場を見つける事かな。

頑張るぞ。

2023/01/09

hurdle

先日、帰省をした時に父と子供達の現状について話しました。

父は昔からジャンルを問わず、本を読んでいます。実家は父の本だらけ。リビングから寝室から…トイレまで。
そして、その姿勢は現在も変わる事はありません。
そんな父なので、その見識は本当に広く、何を聞いても答えてくれる。
子供の頃の記憶です。
その為、息子が学校に通っていない、通えないという現状は理解をしてくれる。きっと自分には考え付かなかった事を言ってくれる。
そんな考えを持っていました。
しかし、今思えばそれは父がそうであって欲しいという自分自身の願望だったのかなと。
結論として、父としては自分達が歩んで来た様な道を歩むべきだと。
学校に通って周りと比べて、自分の位置を確認しておく。
結婚をして、マイホームを持ち、子供を育てる。
そこに幸福を求めて欲しかったんだと思います。

9歳の息子がある時、言ったのです。
「自由な外国の高校に行きたい」
その時は、自分としては「ヨシ!良く言ったな!!」と。
その事を父に話したのですが、その時「何でそんな事を考えてしまったんだろうな…」
父は、息子の発想に興味を示すのだろうと思っていましたが、寧ろ息子の発想自体を変えなければならないという考えでした。
自分が父に話すタイミングもあったり、父は自分の孫が学校に通えていないという事実を全く想定していなかったと思います。
只、父が孫に対する期待はあまりにもハードルが高い様にも思えます。
そもそも息子がこれから越えて行くハードルその型自体が自分や父が想像できない型なのかもしれません。

「学校の対応はどうなんだ?教育委員会に相談すべきじゃないのか?」
確かに。
自分が小学生だった30年以上前であれば、理解でます。
しかし、現在において息子は学校に通えない子供達の多数の中の1人です。
特別ではありません。
今、自分達がすべき事はその子に合った居場所を見つけてあげる事。
そして、暖かいご飯と手が行き届いた帰るべき家を用意してあげる事。
これが出来れば、後は何とかなる気がします…多分ね。

2022/11/13

可能性

現在、小学生の息子は所謂教室での授業は受けておらず、一般的に言うところの不登校児童が行く教室に通っています。

息子にとっては大切な居場所です。

様々な年代の子供達と話せる事も自由でいられる事も彼の救いとなっています。
先日、学校から出された課題の内容に息子が授業で習っていない箇所がありました。
自分としては、正直な所「これで学校での授業の大切さが分かるだろう、学校に行くかもしれない」そんな考えがよぎりました。
思惑とは裏腹に教科書を読み、理解した様で課題をこなしてしまいました…。
集団での行動が苦手で、その発言は時に哲学者、時に幼稚園児。
そんな時に新聞に不登校児童が急増をしているとの記事がありました。
読み進めていくと教育委員会としては、不登校児童を減らしていくという考えはあまり持っていない様でした。
教育委員会においても必ずしも学校に通わなければならない。その事を念頭に置いていませんでした。
学校以外にその子に合った教育の場を提供していく方策を取っていくとの事でした。
…どうやら、自分だけが時代から取り残された考え方に固執をしていた様です。
息子は自分の居場所を見つけて、先を行っていました。
学校教育とは一体何だろうか?と思う事があります。
自分ではその答えが出る術も知識もありません。
そんなに学校に通わなかったら、将来の人間関係は大丈夫なの?と聞かれそうですが、果たしてそうなのか?
今の自分にはそうであるとは思えません。

何が正解なのか?それは一向に見出すことは出来ません。
しかし自分自身で考え、自分らしく生きる事ができたら。
いつか美しく生きていると自分の声に出す事ができたら。

2022/05/14

Long trail

嫁さんと色々と考えましたが今年のG.W.は松本で過ごすことに。

子ども達や我々夫婦が飽きてしまうかなぁと心配をしましたが…結論、松本で十分でした。そんな中、G.W.に時間を貰い、美ヶ原ロングトレイルへ。

どうやって行こうかなと思いを巡らしました。
トレイルのアプローチまで車で行ってもなぁ~。なんだかなぁ…という事で自宅からハイクをしていく事に。
日の出とともに出発。
トレイルと舗装路を繋ぎながら美ヶ原ロングトレイルを目指します。
トレイルについては一般的に表現するとなれば、所謂サイコウでした。
それにしても、このトレイルはどうやって管理をしているのだろう?
出来杉君ではないのか?なぜもっと知られないのだろう?
???マークが浮かぶばかりでした。

踏破距離は61km。獲得標高は2256mでした。よく歩きました。

イヤイヤ…ちょっと待てよ、俺。

自宅から出発して、このトレイルを日常的に走ることができる。
これはトレイルランニングのトレーニングに最適ではないのか?
今シーズンにトレイルランニングレースを再開しようかなと考えていた所です。
MTBにも乗らなければ。
勝手に忙しい休日です。

2022/04/10

May the hopeful days last forever.

信州にも春が来ました。
桜はまだ咲いていない所もありますが、風は優しくなっています。
ホームトレイルの整備は一端中断をして走ってみることにしました。
サイコウです、やはりね。
先日、42歳になったところですが、以前は自分がこんなにも生きる価値があるというか使命というか、幸福な人生を過ごすことができるとは思いもしませんでした。
42歳。この世にはいないとさえ思っていた時期が本当にありました。
こんな風に思えるのは嫁さんを始めとした家族のお陰だとしみじみ感じます。
誰かの為に生きる事がこんなにも自分を強くさせるものなのかと。
そんなHappy birthday to meに購入したLEGO technicは結局、全て息子が作ってしまいました。アーメン。
本日もMTB Parkへ。
長男はMTBに向いていると思います。
乗り方が上手だとか、レースに参加させたいのではなく。
植物や虫。小鳥のさえずり。葉が舞う瞬間の美しさ。
そういった美しさを敏感に感じ取る事ができる様です。
それは凄く尊い事だと思います。ずっと忘れないで欲しい。

こんな日々がずっと続きます様に。