2015/10/31

Switzerlnd_Day5_Race5 Fin

もしかしたら15年間ずっと待っていたのは、この瞬間だったのかもしれません。

フィリップとレメオ
一緒にパックになって走っていた二人が自分がゴールをするのを待っていてくれたんです。

情けないやら、嬉しいやら、安堵感やらで気付いたら、思いっきりハグしてました。
今考えてみると・・・普段の自分では有り得ない行動をしていたものです。

フィリップから「コースを間違えたのか?」
「そうなんだ」
「どこでだ?」
「最後のチェックポイントの直ぐ後だと思う」

爆笑。

・・・。

そしてレメオから「おまえはスイミングパンツを持っているか?」と。

・・・へ?

「お前にプレゼントしようと思っているんだ」と。

ジャグジー付のホテルを取ってくれようとしてくれてみたいです。

「やめてくれ。俺ではなく、他の誰かにしてくれ。その代わりにビールをおごってくれないか?」
「もちろんだ」

三人で何杯飲んだんだろう。
今日のレースの事や2人がこれまで走ってきたクレイジーなレースの事、日本の事。

この瞬間を15年間待っていたんだと思います。
自分は間違えていなかったんだ。


世界はどこかで通じています。
息子にもそれを伝えたい。そしていつか感じて欲しい。

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