もしかしたら15年間ずっと待っていたのは、この瞬間だったのかもしれません。
フィリップとレメオ
一緒にパックになって走っていた二人が自分がゴールをするのを待っていてくれたんです。
情けないやら、嬉しいやら、安堵感やらで気付いたら、思いっきりハグしてました。
今考えてみると・・・普段の自分では有り得ない行動をしていたものです。
フィリップから「コースを間違えたのか?」
「そうなんだ」
「どこでだ?」
「最後のチェックポイントの直ぐ後だと思う」
爆笑。
・・・。
そしてレメオから「おまえはスイミングパンツを持っているか?」と。
・・・へ?
「お前にプレゼントしようと思っているんだ」と。
ジャグジー付のホテルを取ってくれようとしてくれてみたいです。
「やめてくれ。俺ではなく、他の誰かにしてくれ。その代わりにビールをおごってくれないか?」
「もちろんだ」
三人で何杯飲んだんだろう。
今日のレースの事や2人がこれまで走ってきたクレイジーなレースの事、日本の事。
この瞬間を15年間待っていたんだと思います。
自分は間違えていなかったんだ。
世界はどこかで通じています。
息子にもそれを伝えたい。そしていつか感じて欲しい。
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